研究課題/領域番号 |
21K13951
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
Rosenbusch Marco 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 特任助教 (50790945)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | Nuclear Structure / Nuclear Astrophysics / Ion Traps / Ion Manipulation / MRTOF-MS / Isotope Separation / Background Reduction |
研究成果の概要 |
本研究では、理研RIBFのオンライン多重反射飛行時間型質量分析計のための新しいデフレクタ(in-MRTOF deflector: IMD)を開発した。これを使用することで、不純物イオンを全て除去し、目的の複数質量のイオンのみを検出できる。IMDを3つのMRTOFシステムに設置し、その各々でオンライン精密質量測定に成功した。BigRIPS実験において73-75Niの質量を同時に測定し、GARIS-II実験では257,258Dbの超重元素の質量を測定した。さらにIMDを利用し、ヘリウムガス中でのイオン荷電分布の元素依存性を初めて系統的に測定できるようになった。
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自由記述の分野 |
Nuclear Physics and Mass Spectrometry
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
In this research project, a new tool was developed to obtain backgound-free spectra in an MRTOF mass spectrometer for radioactive ions. Mass measurements of exotic nuclei are a fundamental tool for the study of nuclear properties far away from stability, astrophysics, and fundamental interactions.
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