すばる望遠鏡の広領域可視光カメラHyper Suprime-Camの探査データを用いて、約400万個の赤方偏移z=2-7銀河からなる大規模遠方銀河サンプルを構築した。z~4銀河サンプルの周りでPlanck衛星のCMB重力レンズ信号mapをstackingすることで、z~4の遠方宇宙においてCMB重力レンズ信号をはじめて検出することに成功した。さらに銀河の角度相関関数を計算し、その結果を用いてsigma8パラメータと大スケール銀河バイアスの縮退を解くことで、sigma8パラメータを赤方偏移4の宇宙で初めて制限した。
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