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2023 年度 研究成果報告書

二重中性子星近接連星を形成する超新星の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K13966
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分16010:天文学関連
研究機関国立天文台

研究代表者

守屋 尭  国立天文台, 科学研究部, 助教 (90779547)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード超新星爆発 / 恒星進化
研究成果の概要

中性子星同士の合体に至る二重中性子星近接連星の形成過程は明らかになっていない。本研究では二重中性子星近接連星を形成すると考えられているウルトラ-ストリップト超新星に固有の観測的特徴を探った。この結果ウルトラ-ストリップト超新星親星が爆発直前に大規模な質量放出を起こすため、ウルトラ-ストリップト超新星では高密度星周物質の兆候が現れることを明らかにした。高密度星周物質の影響が現れている超新星が二重中性子星近接連星の形成に至っている可能性があることが示された。

自由記述の分野

理論天体物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

金やプラチナといった鉄より重い元素を合成する中性子星同士の合体に至る二重中性子星近接連星の形成過程は明らかになっていない。本研究では二重中性子星近接連星を形成すると考えられているウルトラ-ストリップト超新星の親星が爆発直前に大規模な質量放出を起こすため、この種の超新星では高密度星周物質の兆候が現れることを明らかにした。これにより中性子星同士の合体に至る前に発生する超新星の特徴が明らかになり、鉄より重い元素の合成に至る過程の理解が深まった。

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公開日: 2025-01-30  

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