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2022 年度 研究成果報告書

高忠実度な圧縮性混相流シミュレーションに向けた粒子間干渉効果の解明とモデル化

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14071
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分19010:流体工学関連
研究機関東北大学

研究代表者

永田 貴之  東北大学, 工学研究科, 特任助教 (30898276)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード固気混相流 / 粒子間干渉 / 圧縮性低レイノルズ数流れ / 直接数値解析 / シュリーレン可視化
研究成果の概要

数値計算と実験で圧縮性低Reynolds数流れでの粒子間の流体力学的干渉の効果を明らかにした.数値計算では,近接して配置した一様流中の固定二粒子周り流れの解析を行い,流れ場や流体力における干渉の効果に対するマッハ数効果を明らかにした.また,衝撃波との干渉を粒子の運動を考慮して解析し,粒子の密度や位置関係が衝撃波と干渉した後のそれぞれの粒子の運動に与える影響を明らかにした.また,過去に行った数値計算の結果を用いて既存の単体粒子の抵抗モデルを改良した.実験では,衝撃波管及び低密度風洞において,球や角柱,円柱など様々な物体において物体間の流体力学的干渉を圧縮性低Reynolds数条件で調べた.

自由記述の分野

流体力学

研究成果の学術的意義や社会的意義

粒子を含む流れは,大気や生体,内燃機関など様々な場所で現れる.そのような流れでは,粒子の影響で乱流の大規模構造など流れ場全体の構造が変化する.ガスタービンエンジン内の噴霧燃焼など,流れが高速流の場合は圧縮性混相流となり,現象はより複雑化するが,数値計算による実現象の再現には,粒子の影響を忠実に反映した混相流計算が必要である.しかし,微粒子周り流れが圧縮性低Reynolds数条件のため,実験計測の困難さから粒子周り流れの基礎特性が明らかでない.本研究により圧縮性混相流における粒子間の流体力学的干渉の効果が明らかとなり,圧縮性混相流の高精度モデリングに向けた基礎的知見を得ることができた.

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公開日: 2024-01-30  

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