研究課題
若手研究
交通事故や環境負荷の低減などを目的として,自動車の省燃費自動運転の実現が強く望まれている.とくにモデル予測制御による省燃費自動運転制御が注目されているが,その実現のためにはモデル予測制御問題の定式化をどのように行うべきかを明らかにする必要がある.本研究ではそのための理論的基盤の形成および展開と応用を目的として研究を行った.その結果,評価関数と評価区間の設定に関する重要な知見が得られた.さらに,複雑な数理モデルへの展開や実問題への応用に関する一つの基盤も得られた.
制御工学
近年注目を集めているモデル予測制御による省燃費自動運転制御に関して,その評価関数と評価区間の設定に関する重要な知見が得られた.これにより自動運転における燃費性能の向上が見込まれ,自動車の運転コストや環境負荷の低減につながる.また,本研究の問題意識は省燃費運転の本質に迫る極めて重要なものであるにも関わらず,これまで曖昧にされたまま研究が行われてきた.本研究で得られた知見は,省燃費運転制御の分野における基盤を成すものであると考えられる.