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2023 年度 研究成果報告書

広帯域にわたる周波数特性を反映した純音性騒音の評価モデルの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14299
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分23020:建築環境および建築設備関連
研究機関前橋工科大学 (2023)
東京大学 (2021-2022)

研究代表者

米村 美紀  前橋工科大学, 工学部, 准教授 (90893727)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード騒音評価 / 純音性騒音 / アノイアンス / 聴感評価実験
研究成果の概要

騒音に含まれる純音性成分が聴感印象に与える影響を定量化することを目的に,聴感評価実験によるデータ取得およびペナルティのモデル化を試みた。
成果①倍音を含む純音性騒音の評価:倍音を含むことによりわずらわしさは増加したが,国際規格(IEC61400-11:2012)に定める純音性可聴度の指標を用いれば,単一の純音の場合と概ね同じように評価が可能であることが示唆された。
成果②種々の背景騒音による差異の検討:環境騒音を模擬した試験音では,純音周波数によらず純音性可聴度とわずらわしさに線形の関係が認められた。純音性可聴度と試験音の音圧レベルの非線形性を考慮した二次多項式によりモデル化した。

自由記述の分野

建築音響,環境心理

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年は遮音性能の向上や機器の静音化により騒音のレベルだけでなく音質も問われるようになっており,その一例である純音性騒音について心理実験に基づいた評価方法を提案を示した。この成果は,純音性騒音の評価ガイドラインの検討に資するデータを提供することで,将来的には音環境の改善の改善につながると期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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