本研究は災害などの非常時におけるスマートウォッチを用いた道路外のルートの通行可否判断を支援するための情報提示について検討するものである。実験調査では、高松市中心部を対象(想定される最大の津波は5m)を対象に、駐車場、寺社仏閣、公園での通行可否判断としてどのような要素が存在しうるのかを実験を繰り返すことで探求した。また、その成果を国内学会、国際会議で議論し、考察を深めた。今後は本研究で得られた知見をベースに、これまで災害被害が軽微であると認識されている地域を中心に災害時の避難誘導研究を進める予定である。
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