研究課題/領域番号 |
21K14468
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
朱 博 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (70886605)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | biosensor / uHTS / quenchbody / mRNA display / phage display |
研究成果の概要 |
本研究では、Quenchbodyの性能を迅速に向上させるためのツールキットを開発しました。このツールキットには、分子ディスプレイを用いた超高速スクリーニングシステム(uHTS)、Quenchbodyの検出限界を向上させるための切断可能な蛍光色素リンカー設計、およびクラウディング剤を含む反応バッファーが含まれています。このツールキットを使用して、SARS-CoV-2 Quenchbodyを含む複数のバイオセンサーが最適化され、実用的な性能に達しました。特に、このuHTSは、Quenchbodyなど抗体複合体の開発プロセスを革新し、緊急事態において迅速にバイオセンサーを開発することを可能にします。
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自由記述の分野 |
高速分子進化
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バイオセンサーおよび関連する均一系イムノアッセイは、診断や食品安全の分野において、ターゲットバイオ分子の迅速かつ高感度な検出において極めて重要な役割を果たしています。本研究では、Quenchbodyバイオセンサーの迅速な設計と開発のためのツールキットを開発しました。このツールキットは、従来の手法に比べて設計および最適化プロセスを大幅に効率化し、短時間でバイオセンサーを作成することを可能にします。これにより、将来的にパンデミックなどの緊急事態に迅速かつ効果的に対応できる社会の実現に寄与することが期待されます。
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