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2023 年度 研究成果報告書

抗がん活性分子の創製を目指したホモプシンの作用機序解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14629
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分33020:有機合成化学関連
研究機関九州大学

研究代表者

保野 陽子  九州大学, 理学研究院, 助教 (40736500)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードホモプシン / 抗がん / 作用機序
研究成果の概要

ホモプシンAは、ウシやヒツジなどの家畜の食中毒の原因物質として単離された天然有機化合物である。細胞有糸分裂に関わるチューブリンの重合を強力に阻害することから、新規抗がん剤のリードとして期待されてきた。しかし、最近単離された天然同族体ホモプシンFとの活性の比較から、ホモプシンにチューブリン重合阻害以外の未知の活性発現機構が存在する可能性が示唆された。本研究では、天然物の全合成研究および側鎖部位に関する構造活性相関研究を展開し、ホモプシン類の作用機序の解明を目指した。その成果として、天然物の環状部位の合成を達成するとともに、側鎖部アナログの合成できた。

自由記述の分野

天然物化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ホモプシン類は歴史的にも古い天然物であり、その標的分子がチューブリンであることは
定説となっていた。本研究は、新規な抗がん剤開発の可能性を秘めた基礎研究として、さらには、がん克服と健康社会の構築に寄与する学術的・社会的意義を備えている。さらに研究を進めることによって新たな活性発現機序の存在を明らかにできれば、これまでの定説を覆す研究成果として注目を集めるものと期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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