酸化手法を最適化することで含酸素官能基の炭素の深さ方向に対する分布の違いが存在することを見出した。オゾン酸化により炭素の外表面のみに含酸素官能基を導入することに成功した。炭素の外表面に存在するカルボキシル基とフェノール性水酸基どちらもセルロースの加水分解反応においての活性点として機能しており、しかもそれらの触媒活性が同等であることを明らかにした。ボロンドープダイヤモンドパウダーの粒径や表面化学の違いにより酸素還元反応における触媒活性が大きく異なることを発見した。鉄を担持することで活性が大幅に上昇するが、鉄と担体の相互作用において炭素の表面化学が重要な因子であることを発見した。
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