非危険物の体心立方晶系(BCC系)水素吸蔵合金の水素吸蔵特性評価を行い、20℃での冷却、150℃での加熱により約1.0MPaから20MPaまでの水素圧縮が可能な合金を特定した。 真空断熱管式太陽熱パネルによる集熱実験では、晴天時に150℃以上の熱媒温度の到達を確認した。 太陽熱パネルから水素合金容器へ熱媒を供給することにより熱駆動水素圧縮の実証試験を行った。 その結果120℃の熱媒供給により1.0MPa未満の水素を圧縮し6MPaの水素ボンベに充填可能であること確認した。 目標圧力20MPaの達成には及ばなかったが、BCC合金と太陽熱パネルを用いたベンチスケールでの熱駆動水素圧縮の実証に成功した。
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