ヘムタンパク質の構造機能相関解析アプリケーション「PyDISH」の有用性を向上させるために、データベースの自動更新と、ユーザーがアップロードした構造の解析の機能をそれぞれ実装した。またランダムフォレスト法を用いて機能分類予測について検証し、構造歪みをもとに有意な精度で機能の二値分類が実行可能であることが確認された。さらに与えられたヘムの構造をもとに酸化還元電位と酸素吸着能の近似値を評価する機能も実装した。その一方で、PyDISHの自動更新のアルゴリズムを転用することで、任意の金属補因子について統計解析を行う機能をGoogle Colabを用いて実装・公開し、その有用性を確認した。
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