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2023 年度 研究成果報告書

海洋深層水からの希少放線菌の分離と新規化合物の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14794
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38040:生物有機化学関連
研究機関富山県立大学

研究代表者

春成 円十朗  富山県立大学, 工学部, 講師 (00750449)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード放線菌 / 海洋深層水 / Rhodococcus / Streptosporangium
研究成果の概要

放線菌は抗生物質等を生産する有用な微生物グループであるが、簡単に発見できる種類からは有用な物質を見つけることが非常に難しい。そのため、研究がほとんど行われていない海洋深層水の放線菌が生産する物質を調査した。北海道・羅臼の海洋深層水から分離された6グループ(属)、合計55個体を調べたところ、ロドコッカスとストレプトストランギウムというグループからそれぞれ2個、合計4個の新規物質を発見した。

自由記述の分野

応用微生物学、天然物化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

海洋には陸上とは異なる放線菌が存在し、陸上の放線菌が生産しない物質が発見されている。陸上では環境が変わると生息する放線菌が大きく異なることが知られており、海洋でも海域・水深が変われば同様の変化が予想できるが、海洋深層水の放線菌が生産する物質は不明であった。本研究により、海洋深層水においては、ストレプトマイセス属などの主要な放線菌に比べて、希少な放線菌群からの新規物質の発見率が顕著に高いことが改めて示された。そのため、海洋深層水に存在する希少な放線菌グループは陸上に代わる有用な探索源になることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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