研究課題
若手研究
食糧生産に不可欠な送粉サービスを提供する野生ハナバチ等の訪花昆虫の病原微生物の中には、花上で水平伝播するものがあることが知られている。本研究は、訪花昆虫の訪花に伴う花の微生物群集組成の変化や、訪花昆虫類の体表面と花に付着する微生物の類似性解明と、野生ハナバチにも感染するミツバチの病原性微胞子虫が巣仲間間で感染拡大するメカニズムの一部の解明により、訪花昆虫群集内における感染症の拡大に関連した知見を得た。
送粉生態学
野生の訪花昆虫類は、食糧生産等に不可欠な送粉サービスを提供している。本研究成果は、これらの訪花昆虫類の感染症の伝搬メカニズム解明に貢献し、感染の拡大防止に資する。