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2023 年度 研究成果報告書

小型マグロ類スマの半数体誘起と育種素材への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 21K14916
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分40040:水圏生命科学関連
研究機関国立研究開発法人水産研究・教育機構 (2022-2023)
愛媛大学 (2021)

研究代表者

遠藤 充  国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(南勢), 研究員 (20897714)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード人工授精 / 染色体操作 / 雄性発生 / 雌性発生
研究成果の概要

本研究では、マグロ類の養殖対象種であるスマの育種に向けて、人工授精や染色体操作に関する基盤的研究を行った。まず、排卵卵を体外で保存するための溶液や温度条件を検討するため、保存条件ごとに人工授精を行い、胚発生成績を調査した。排卵卵はHanks' solutionに浸漬して20℃で保存することにより、採卵3時間後まで高い受精率と胚発生能力が維持されることを明らかにした。また、紫外線照射によるスマの雌性発生及び雄性発生半数体の誘起に適した紫外線照射量を、倍数性解析の結果から決定した。

自由記述の分野

遺伝育種

研究成果の学術的意義や社会的意義

スマの排卵卵の短期保存と人工授精手法の確立により、選抜育種において計画的な交配を行うことが可能となった。また、半数体誘起のように人工授精前に配偶子への処理を伴う染色体操作や、人工授精直後の顕微注入処理が必要なゲノム編集など、育種技術をスマの育種に適用する上でも有用な知見となった。さらにスマ半数体の誘起は、倍加半数体の作出に繋がるだけでなく、半数体ゲノム利用したゲノム情報解析を可能にするなど、育種を支える周辺情報の整備への応用も期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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