どのタイミングで腐敗が発生するのかが明らかになったので、選果の現場で利用できるリアルタイムのカビ被害調査に向けて準備を進められる。今後、アボカド以外の追熟果実においても内部腐敗の進行の解明および腐敗の対策が進むことにより、果物の廃棄量が減少することが期待される。
この研究では、X線画像を使用して、アボカドの内部果実腐敗の発達を非破壊的にモニタリングし、各果実の日々の腐敗の変化を比較し、アボカド内部の腐敗の時系列データを取得した。これにより、X線画像が内部欠陥の検査だけでなく、最適な処理や保存環境の調査にも重要な役割を果たす可能性が示された。
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