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2023 年度 研究成果報告書

リボソームストークをハブとする翻訳関連因子プールの機能動態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15015
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分43010:分子生物学関連
研究機関琉球大学

研究代表者

今井 大達  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00866668)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード翻訳 / リボソーム / RNA
研究成果の概要

本研究では、遺伝情報の翻訳が効率よく進行するための反応場を形成するリボソームタンパク質複合体P0、P1、P2複合体(Pストーク)に焦点をあて、Pストークの新規結合タンパク質の探索と、翻訳全般におけるPストークの機能解明を目的とした。近位依存性ビオチン標識法を用いることで、これまで知られていたEF1AやEF2などの翻訳伸長因子だけでなく、翻訳開始因子やアミノアシルtRNA合成酵素、RNA結合タンパク質、リボソーム不活化タンパク質、そして機能未知タンパク質がPストーク近傍に局在することを見出し、Pストークが翻訳全般で担う多様な役割を解明するための情報基盤として重要な知見となった。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

遺伝情報の翻訳は最も基本的な細胞内プロセスの一つであり、その反応には多種多様な分子が関わる。本研究では、翻訳に必須である分子装置Pストークのはたらきを理解するための情報的基盤を構築した。本研究を足がかりとした「翻訳が滞りなく進行するための分子基盤」の解明により、(1)細胞システムの成り立ちの理解と、(2)翻訳の破綻が原因で生じる疾患の原因究明や治療法の確立において重要な知見が得られるようになると期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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