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2022 年度 研究成果報告書

Leading edgeのGTP代謝コンパートメントによる新規細胞遊走制御の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15019
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分43010:分子生物学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

鎌田 諒  国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 特任研究員 (60801420)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード細胞遊走 / 代謝
研究成果の概要

がん細胞は低栄養および低酸素のストレス条件下であるにも関わらず、異常な細胞遊走の誘発が継続的に行われている。しかしながら、がん細胞はストレス条件下で、どのようにして継続的な細胞遊走をONにしているのか謎が多い。申請者らは細胞内エネルギー代謝の区画形成によって細胞遊走を制御するという新たなエネルギーシステムの存在を掴むに至った。本研究はエネルギー代謝の区画形成(Metabolic Compartmentalization)に着目し、がん細胞の持続的な細胞遊走の分子メカニズムを明らかにすることで、がん治療戦略開発の新たな可能性を報告する。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、細胞内のGTPの分布は急峻な勾配を形成し、GTP生合成酵素群は細胞遊走先端部leading edgeに蓄積することを明らかにした。これまでに腫瘍形成・増殖における細胞内エネルギー物質“GTP (グアノシン三リン酸)”の役割と、GTP代謝の制御が治療標的になり得ることを報告している。これらの研究により癌の本態を解き明かし、新たな治療方法の確立に大きく貢献することが期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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