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2022 年度 研究成果報告書

ゴルジ体トランス層のもつダイナミックな新規機能の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15082
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分44010:細胞生物学関連
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

桜井 一  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, プロジェクト助教 (00796732)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワードオートファジー / ライブイメージング
研究成果の概要

オートファジーには、Atg5に依存し小胞体膜を起源とする通常のオートファジーと、Atg5に依存せずゴルジ体を起源とする新規オートファジーの2種類が存在する。後者のオートファジーについては、従来型のオートファジーと分子メカニズムが異なるが故に、既存の評価手法が適用できず、『ゴルジ体がどのように新規オートファジーの起点となって機能するのか?』について未解明のままであった。
本研究では、新規オートファジーを可視化する手法を開発し、学術論文として公表した。また、開発した手法を用いて、2種類のオートファジーを比較することが可能となり、ゴルジ体を起点とする新規オートファジーの実態を明らかにした。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果により、可視化手法の乏しかった新規オートファジーを簡便に可視化することが可能となった。新規オートファジーの進行度を判別することも可能となり、解析の遅れていた関連分子群の研究が加速することを期待できる。また、我々の先行研究から新規オートファジーは神経変性疾患との関連が深いことが明らかになっており、同疾患の機序の解明および新薬の開発への寄与が期待できる。さらに、同一細胞内における2種類のオートファジーの使い分けを明らかにした。一方のオートファジー経路の失調による疾患をもう一方のオートファジーを活性化することで機能補完するような治療法の開発にも期待している。

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公開日: 2024-01-30  

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