オートファジーには、Atg5に依存し小胞体膜を起源とする通常のオートファジーと、Atg5に依存せずゴルジ体を起源とする新規オートファジーの2種類が存在する。後者のオートファジーについては、従来型のオートファジーと分子メカニズムが異なるが故に、既存の評価手法が適用できず、『ゴルジ体がどのように新規オートファジーの起点となって機能するのか?』について未解明のままであった。 本研究では、新規オートファジーを可視化する手法を開発し、学術論文として公表した。また、開発した手法を用いて、2種類のオートファジーを比較することが可能となり、ゴルジ体を起点とする新規オートファジーの実態を明らかにした。
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