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2022 年度 研究成果報告書

生体内酸化リン脂質の包括的解析技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15240
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47020:薬系分析および物理化学関連
研究機関京都大学 (2022)
九州大学 (2021)

研究代表者

松岡 悠太  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (20783509)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード脂質過酸化反応 / 酸化リン脂質 / 質量分析
研究成果の概要

本研究にて我々は、LC/HRMS/MSシステムを用いたノンターゲット分析を活用し、未知の酸化脂質探索へと応用するこで、酸化脂質構造情報を含むライブラリーの構築に成功した。これらを応用し、APAP誘発肝障害やNASHモデルマウス肝組織中にて生じる酸化脂質の包括的解析および質量分析イメージングに成功した。その結果、疾患発症時期において、特定の酸化脂質 (APAP:PC PUFA;O2、NASH:酸化トリグリセリド)が特に顕著に生成することを見出した。

自由記述の分野

分析化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

酸化脂質は疾患発症イベントを制御する重要分子として認識されてきた一方、これまでに同定された生理活性酸化脂質の数は極めて少ないのが現状である。この要因として、酸化脂質の分析手法が大きく制限されていることが挙げられる。そこで今後、本研究にて開発した分析技術を応用することで、新たな生理活性脂質の発見や酸化ストレス性疾患の発症機序解明、バイオマーカー探索が期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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