高浸透圧誘導性ユビキチンリガーゼRNF183はNa,K-ATPaseやNKCC1のようなイオントランスポーターを基質として認識することでそれらのリソソーム分解を促進することを明らかにしており、その分解がオートファジーに関連している可能性があった。しかし、オートファジーに関連する分子ATG5、Beclin1をノックアウトした時、これらの分解の抑制は認められなかった。これより、RNF183によるイオントランスポーターの分解はオートファジーとは違う機構、もしくはATG5やBeclin1非依存的な新たな分解機構であることが示唆された。また、組織レベルでのRNF183の基質タンパク質同定も進めている。
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