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2023 年度 研究成果報告書

ミクログリアのパトロール機構と神経系細胞との相互作用の時空間的解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15330
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分48010:解剖学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

服部 祐季  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (10754955)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードミクログリア / マクロファージ / 脳発生 / 胎児 / 神経 / グリア / イメージング
研究成果の概要

脳には、神経系細胞の他にも免疫系の細胞であるミクログリアが存在し、脳の機能を支えている。本研究課題は、胎生期から生後にわたる時期においての脳発生過程において、大脳原基内でのミクログリアの局在変化のメカニズムを明らかにし、その生理学的意義を明らかにすることを目標に研究を推進した。本研究により、マウスにおいてミクログリアが脳に移入し、その後定着・テリトリーを形成するプロセスについて、独自に開発した細胞動態解析等を通じてその一端を明らかにした。

自由記述の分野

神経発生

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、ミクログリアの脳定着経路には複数存在することが明らかとなった。その違いによってどのような細胞特性が生まれ、それぞれがいかに脳機能に貢献するのかについて現在も研究を推進している。ミクログリアが脳定着後に周囲環境によって性質変化する可能性も考えられるため、今後はその両面からミクログリアの性質多様性がいかにして決定され、脳形成あるいは将来の脳機能に貢献するのか明らかにしていく。また、生理条件下での現象を十分に理解することで、神経発達障害等の病態理解に貢献できるよう努める。

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公開日: 2025-01-30  

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