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2023 年度 研究成果報告書

炎症性腸疾患からの発癌におけるAhRの役割と新規がんマーカーとしての有用性

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15400
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関信州大学

研究代表者

的場 久典  信州大学, 医学部, 特任助教 (10849277)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードAhR / CAD / CAC / p53 / Ki-67 / SATB2 / DNAメチル化
研究成果の概要

Colitis associated dysplasia (CAD)およびcolitis associated carcinoma (CAC)に対するAhRの免疫染色では、CAD19例中16例、CAC4例中4例で陽性所見を認めた。また、SATB2の発現低下はCAD19例中9例、CAC4例中4例で認め、p53の陽性所見はCAD19例中5例、CAC4例中3例で認めた。GS-IIレクチン染色では、CAD19例中15例、CAC4例中4例で陽性所見を認めた。メチル化全ゲノムシークエンス解析では、AhR陰性例を含むCAC・CADの8例で、AhRプロモーター領域のメチル化は認めなかった。

自由記述の分野

病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、AhRがCAD, CACに対する感度の高い診断マーカーとなることが示された。また、GS-IIレクチン染色により染色される糖鎖であるterminal βGlcNAcの増加が、sessile serrated lesion(SSL)およびmicrovesicular hyperplastic polyp(MVHP)とCAD, CACに共通に見られる特徴であることも示された。これらの結果は、CAD, CACに対する正確な診断を可能とし、CAD, CACに対する診療に貢献するものと考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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