患者より採取した気道上皮細胞を用いて、PI3Kδ阻害剤によるヒトメタニューモウイルス感染時の共抑制分子PD-L1とPD-L2の発現増強に対する作用を検討することで、気道ウイルス感染時にはPI3Kδを介した自然免疫と獲得免疫のクロストークがあり、PI3Kδ阻害剤は自然免疫・獲得免疫両面からウイルスの排除に対し促進的に作用する可能性があることを報告した(Ogawa and Kan-o et al. Front Immunol.)。 またマウス肺PCLS (precision-cut lung slices)ヘのヒトメタニューモウイルス感染モデルを作成した。
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