VSVによる腫瘍溶解効果とCarbon nanotubes (CNT) による光温熱療法を組み合わせによる骨肉腫に対する腫瘍殺傷効果を調べた。 In vivoで骨肉腫マウスモデルを作成し、VSV及びCNT溶液を局注して近赤外線レーザーを1日あたり5分間、連続6日間照射し、腫瘍を辺縁切除して腫瘍体積及び局所再発を確認した。これによりVSV単独もしくはCNT単独治療と比較して原発巣腫瘍体積は縮小し、局所再発率は低下した。VSVによる腫瘍溶解効果とCNTによる光温熱療法を組み合わせは原発巣縮小をもたらし、さらに辺縁切除での局所再発の減少に寄与する可能性があることが示された。
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