リンパ腫の中で、びまん性大細胞性B細胞リンパ腫(DLBCL)が30%以上と最も多くを占める。DLBCL 患者の10%程度が初回治療抵抗性となり、さらに25%程度が再発するとされている。さらに、再発、治療抵抗性DLBCLの予後は、生存期間中央値 6.3 ヶ月、2 年生存率20%と極めて不良である。本研究結果はPVT1が一部のDLBCLの難治性や薬剤耐性に影響することを解明する一助になりうるものと考えられる。今後はDLBCLの難治性や薬剤耐性の問題を克服するため、PVT1と治療についてさらなる研究が必要である。
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