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2022 年度 研究成果報告書

胸部悪性腫瘍における急性炎症および悪液質による免疫抑制機構の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15584
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

吉田 達哉  国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (10729338)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード悪液質 / 急性炎症 / 胸部悪性腫瘍 / 免疫チェックポイント阻害剤 / 腫瘍免疫応答
研究成果の概要

胸部悪性腫瘍患者において、悪液質自体が全身性免疫に影響を与え、免疫チェックポイント阻害剤の治療効果に影響を与えていることを報告した。さらに遺伝子変異との関係についても検討を行い、非小細胞肺癌のドライバー遺伝子変異であるEGFR遺伝子変異を有する患者では、悪液質の合併の頻度が有意に少ないことを同定した。ドライバー遺伝子変異以外としては、TP53、CDKN2AおよびSMARCA4の遺伝子変異を有する症例では、悪液質の合併頻度が有意に高いことを同定した。引き続き遺伝子発現解析を行い、急性炎症および急性炎症および悪液質によって特異的な遺伝子発現が亢進するかを網羅的な解析を行う予定である。

自由記述の分野

呼吸器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって、急性炎症および悪疫質の状態下での免疫応答に関する基盤データを構築することできた。悪液質の発症と関係する遺伝子変異も同定によって、急性炎症や悪液質の状態を克服するための新たな治療標的の同定につながることが期待される。一方で、急性炎症および急性炎症および悪液質によって特異的な遺伝子発現が亢進するかについては不明であるため、網羅的な解析が重要である。

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公開日: 2024-01-30  

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