本研究は多国籍の国際共同研究であったが、コロナ禍の影響で予定の研究が遂行できず、まず当教室のサンプルのみを用いて、類似研究“gene signatureによる非B非C型肝細胞癌の再発予測ノモグラムの樹立”を行った。19245遺伝子から再発に関わる16遺伝子を同定した。これらの遺伝子を臨床組織でreal time PCRで定量し精錬された4遺伝子(CTSL2、DKK1、 MAMSTR、HLA-G)よるGene Signatureを作成し、効率よく再発を予測できた(AUC=0.82)。GS と臨床的な再発リスク因子を組み合わせ、非B非C型肝細胞癌の再発予測ノモグラムを樹立した。
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