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2021 年度 実施状況報告書

姿勢制御の最適化を実現する高次脳機能メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K15607
研究機関旭川医科大学

研究代表者

高橋 未来  旭川医科大学, 医学部, 助教 (70787663)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード姿勢制御 / 高次脳機能 / 最適化 / 加齢 / 転倒 / 薬剤注入 / リーチング
研究実績の概要

我々が運動を行うときには,行おうとする動作に応じて適切な姿勢制御が先行し,動作中の姿勢の安定に寄与しています.これを先行性姿勢制御といい,その異常が,麻痺あるいは筋骨格異常を伴わない高次脳機能障害の患者さんにおける転倒と関連することが指摘されています.本研究の目的は,先行性姿勢制御がどの様な高次脳機能メカニズムで計画され,実行されるのかを明らかにすることです.具体的には,運動中の動物の大脳皮質の一部を,薬物等で一時的に機能を抑制した高次脳機能障害モデルを作成します.このとき姿勢制御にどのような変化を生じるかを観察し,高次脳機能の姿勢制御への関与と,それに関連する中枢神経系の同定を試みます.
当初は2021年度中にウイルスベクター導入の実験を開始する予定でしたが,COVID-19感染症拡大の影響を受けて,研究代表者の学位取得が遅れたことが影響し,令和3年度は本研究予算の執行は受けませんでした.そのため,過去の実験で得られたデータをまとめ,英文誌(査読あり)に発表いたしました.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19流行の影響を受けた学位取得の遅延から,研究費の執行が遅れため,当初2021年度に予定していたウイルスベクター導入実験は2022年度にずれこむ見通しである.

今後の研究の推進方策

2022年度にはウイルスベクター導入を新規に開始できる予定である.また,薬剤微量注入実験を並行して行っており,そちらは2022年度中に完了する見込みである.

次年度使用額が生じた理由

COVID-19の影響で学位取得が当初の予定より遅延したため,2021年度中は予算を使用しなかったため.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Preceding Postural Control in Forelimb Reaching Movements in Cats2022

    • 著者名/発表者名
      Takahashi Mirai、Nakajima Toshi、Takakusaki Kaoru
    • 雑誌名

      Frontiers in Systems Neuroscience

      巻: 15 ページ: -

    • DOI

      10.3389/fnsys.2021.792665

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2022-12-28  

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