希少疾患である神経変性疾患において、再現性の高く、普遍的な診断支援ツールの導入が期待されている。本研究では、神経変性疾患に関連した黒質や線条体の3次元的な容積、定量的磁化率マッピングなどの定量値、神経メラニン画像の信号値評価や容積評価、などを用いたシステムにより、これらに特化した患者ごとのレポート作成を行った。これらを利用した診断アルゴリズムについて、パーキンソン病において高い受信者操作特性の曲線下面積を有する鑑別能を得られた。また、単施設内において、疾患ごとにカルテ情報、検査データ、画像情報、を横断的に閲覧できる環境を整備した。
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