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2022 年度 実施状況報告書

SpO2波形の人工知能を介した分析による包括的肺炎診断・予後予測モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K15642
研究機関福井大学

研究代表者

山中 俊祐  福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 助教 (40622907)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード肺炎 / 人工知能 / SpO2 / CNN / 予後予測
研究実績の概要

「SpO2波形の人工知能を介した分析による包括的肺炎診断・予後予測モデルの構築」の課題に対して、データ収集を完了した。最終的なデータ収取実績は健康なボランティア438人(30歳以下 72 30代 49 40代 64 50代88 60代 79 70代 64 80代以上22)、ER受診し、胸部画像検査をして肺炎でないと判明した患者数 380人、肺炎確定患者120人と合計約900人を得た。計画した症例収集数に届かない結果となったが、これはコロナ感染症の影響により医学生実験補助者の病院内立ち入りが制限されたり、応募数が想定より少なかったりとチーム構築に遅れが生じた事、コロナ感染症対策として市民のマスク着用の大きな上昇による感染症疾患の減少が認められた。この影響により、肺炎数の減少を認め、計画と比較し症例数の低下が影響していると思われるが、比較的データ量は多く確保できた。
今後は令和5年度の前半に分析を行い、後半で学会発表、論文化、製品化に向けてのAIモデルづくりを行っていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ感染症の影響により、医学生実験補助者の病院内立ち入りが制限されたり、市民のマスク着用の上昇による感染症疾患の減少が認められた。代表的な感染症疾患である肺炎は一時期、救急外来で診断する事が非常に少なくなった。これらの影響により計画と比較し症例の集積に遅れが生じたが結果的に900例の収集実績だった。予定よりやや少ないが分析を進めていく。

今後の研究の推進方策

データ収集は完了し、最終的に900例を得た。今年度の前半に分析を進め、後半に成果発表を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

COVID19の発生によるデータ収集の遅れがあり発表の機会がなかったため、次年度使用額が生じた。この費用はR5年度に使用する予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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