研究課題
COPD患者のフレイル発症因子を主体とした、呼吸器疾患以外の様々な合併症を主体とした研究である。過去には、同研究を下に、サージカルマスクのCOPD患者に与えた影響についての論文や、シスタチンCがCOPD患者に与えた影響を論文化することで、COPD診療の新しい側面を掘り下げられていると考えている。COPD患者を横断かつ縦断的に評価することにより、2023年度では社会的フレイルがCOPD患者に及ぼす影響について論文の形で発表した。社会的フレイルを有するCOPD患者は食欲の低下と呼吸困難感を有する傾向にあり、中等度のCOPD急性増悪には寄与しないものの、重度のCOPD急性増悪には寄与することを示すことができた。また、COPD急性増悪以外の、予期せぬ入院についてもリスクであることが示された。今後は、COPD患者のフレイル発症因子の特定ならびにロコモティブシンドロームなどの観点からの研究結果を発表する見込みである。
3: やや遅れている
データの収集は終わったものの、解析作業に時間を要している。これからデータ解析と論文執筆を行う方針である。
今後は、得られたデータから論文化を進めていく方針である。フレイル発症因子やロコモティブシンドロームがCOPD患者に与える影響を解明していく。
今後得られたデータを下に論文作成をするにあたり、それに伴う費用が生じるため。
すべて 2023
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
International Journal of Chronic Obstructive Pulmonary Disease
巻: Volume 18 ページ: 2117~2126
10.2147/COPD.S418071