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2023 年度 実施状況報告書

COPD患者におけるフレイル発症・進行因子の特定

研究課題

研究課題/領域番号 21K15668
研究機関昭和大学

研究代表者

平井 邦朗  昭和大学, 医学部, 兼任講師 (60835940)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードCOPD / フレイル
研究実績の概要

COPD患者のフレイル発症因子を主体とした、呼吸器疾患以外の様々な合併症を主体とした研究である。過去には、同研究を下に、サージカルマスクのCOPD患者に与えた影響についての論文や、シスタチンCがCOPD患者に与えた影響を論文化することで、COPD診療の新しい側面を掘り下げられていると考えている。COPD患者を横断かつ縦断的に評価することにより、2023年度では社会的フレイルがCOPD患者に及ぼす影響について論文の形で発表した。社会的フレイルを有するCOPD患者は食欲の低下と呼吸困難感を有する傾向にあり、中等度のCOPD急性増悪には寄与しないものの、重度のCOPD急性増悪には寄与することを示すことができた。また、COPD急性増悪以外の、予期せぬ入院についてもリスクであることが示された。
今後は、COPD患者のフレイル発症因子の特定ならびにロコモティブシンドロームなどの観点からの研究結果を発表する見込みである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

データの収集は終わったものの、解析作業に時間を要している。これからデータ解析と論文執筆を行う方針である。

今後の研究の推進方策

今後は、得られたデータから論文化を進めていく方針である。フレイル発症因子やロコモティブシンドロームがCOPD患者に与える影響を解明していく。

次年度使用額が生じた理由

今後得られたデータを下に論文作成をするにあたり、それに伴う費用が生じるため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Prevalence and Impact of Social Frailty in Patients with Chronic Obstructive Pulmonary Disease2023

    • 著者名/発表者名
      Hirai Kuniaki、Tanaka Akihiko、Oda Naruhito、Kaneko Keisuke、Uchida Yoshitaka、Uno Tomoki、Ohta Shin、Homma Tetsuya、Yamaguchi Fumihiro、Suzuki Shintaro、Sagara Hironori
    • 雑誌名

      International Journal of Chronic Obstructive Pulmonary Disease

      巻: Volume 18 ページ: 2117~2126

    • DOI

      10.2147/COPD.S418071

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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