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2021 年度 実施状況報告書

錯視現象と視線解析を組み合わせた認知症早期診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K15687
研究機関杏林大学

研究代表者

徳重 真一  杏林大学, 医学部, 助教 (30814561)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード認知症 / 眼球運動 / 錯視
研究実績の概要

本研究は、錯視という、物を見るときに誤って認識してしまう現象と、視線解析装置という人の視線の動きを記録する装置を組み合わせることにより、認知症を早期に診断する手法の開発を目指すものである。
その前段階として、人の視線の特徴を詳しく調べることを目的に、2021年度は脳深部刺激療法(DBS)が図形を見る際の人の視線の動きに及ぼす影響を解析した。過去の実験でDBSを使用中のパーキンソン病患者を対象に、DBSのON/OFFを切り替え、図形を見て記憶する際の眼球運動がどう変化するかを記録していた。このたびそのデータを詳細に解析した結果、図形を見る際の眼球の加速や減速に要する時間はDBSの影響を受けないことを示した。
この成果をもとに、今後は錯視を誘発するような画像を被験者に見せてその眼球運動を記録する実験系を構築し、まずは健常者でのデータを収集し、その後で認知症患者のデータも収集、両者を比較することを検討している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルスの流行により、外出自粛の機運が高まり、実験への被験者を募集することに困難が伴うようになったため。

今後の研究の推進方策

今後は錯視発生時の眼球運動を記録する実験系を構築し、まずは健常者、認知症患者のデータを収集する予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの流行により外出自粛の機運が高まり、実験の被験者を募集するのに支障が出て、研究の進行が妨げられたため。

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公開日: 2022-12-28  

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