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2021 年度 実施状況報告書

トゥレット症候群における神経系合併症予防に向けた前駆病変検出法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K15725
研究機関東京大学

研究代表者

江里口 陽介  東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (10776115)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードトゥレット症候群 / 頸部運動チック / 頚椎症 / 頸椎椎間板ヘルニア
研究実績の概要

本研究は2018-2021年度の課題である、「 モーションセンシング技術を用いたトゥレット症候群における運動チックの評価法の開発(18K15477)」を発展させた研究である。18K15477の課題の一貫として2019年度に採集した、トゥレット症候群患者の警部運動チックの回転速度データと、2年の間隔をおいて2021年度に採集したデータの間に顕著な再現性をみとめることを確認た。論文にまとめ、2021年PLOS ONE誌にて出版された。
頸部運動チックと椎体変性についての相関を調べるため、頸部MRI撮影を予定した。再度行った予備的調査で、重度運動チックの被検者が、MRIの撮影中に静止を保つことが著しく困難なことが示唆された。そのため、研究の方法を一部変更して、頸部チックのある患者に対し、頸椎変性の評価目的で行ったX線撮影画像を収集することを決定した。現在までに9例の画像を収集している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究は2018-2021年度の課題である、「 モーションセンシング技術を用いたトゥレット症候群における運動チックの評価法の開発(18K15477)」を発展させた研究である。18K15477の課題の一貫として2019年度に採集した、トゥレット症候群患者の警部運動チックの回転速度データと、2年の間隔をおいて2021年度に採集したデータの間に顕著な再現性をみとめることを確認た。論文にまとめ、2021年PLOS ONE誌にて出版された。
頸部運動チックと椎体変性についての相関を調べるため、頸部MRI撮影を予定した。再度行った予備的調査で、重度運動チックの被検者が、MRIの撮影中に静止を保つことが著しく困難なことが示唆された。そのため、研究の方法を一部変更して、頸部チックのある患者に対し、頸椎変性の評価目的で行ったX線撮影画像を収集することを決定した。現在までに9例の画像を収集している。

今後の研究の推進方策

今後は研究協力機関などにも依頼し、頸部運動チックをもつ患者の頸部X線画像を収集する。並行して、健診などで撮影された運動チックのない成人の頸部X線画像も収集していく。

次年度使用額が生じた理由

MRI撮影を実施できなかったため、必要な経費の支出がなかったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] A 2-year longitudinal follow-up of quantitative assessment neck tics in Tourette’s syndrome2021

    • 著者名/発表者名
      Eriguchi Yosuke、Gu Xiaoxue、Aoki Naoto、Nonaka Maiko、Goto Ryunosuke、Kuwabara Hitoshi、Kano Yukiko、Kasai Kiyoto
    • 雑誌名

      PLOS ONE

      巻: 16 ページ: 261560

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0261560

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2022-12-28  

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