心臓アミロイドーシスにPiBが集積する可能性は示唆されていたが、定まったプロトコールはなく、過去の報告でも様々であった。最適なプロトコールが示唆できたことは学術的意義が高い。また、心臓アミロイドーシスの病型診断は、心筋生研がゴールドスタンダードである。しかしながら、侵襲が極めて高い。画像検査により病型診断が可能になれば、患者さんへの負担が軽減する。さらにATTR型の心臓アミロイドーシスの特異的治療の治療効果判定は現在複数の臨床症状や血液検査を総合的に行うが、PiB PET/CTで半定量的に客観的評価できる可能性が示唆されたことは社会的に有意義である。
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