抗体1分子あたり約3.8個のモジュールを結合させることができた(抗体1分子あたり約46個のホウ素原子)。。コンセプト検証を行うため簡便に抽出ができるCD8+T細胞を最初の標的とし、マウス脾臓からCD8+T細胞の細胞分離を行った。抗CD8a抗体のホウ素化を行いCD8+T細胞へ結合させ、中性子の照射を行った。CD8+T細胞のCD8a蛋白の発現は通常のタンパク質よりも量が少なく9万個であり理論上3%の確率でホウ素中性子捕獲反応が起こる。中性子照射後のアポトーシスをフローサイトメーター・RNA測定を用いて評価すると、理論値とほぼ一致し平均2.8%のアポトーシス細胞の増加が認められた。
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