LLC皮下腫瘍マウスおよびGL261脳腫瘍マウスに対してLPAを投与し、X線照射の抗腫瘍効果が増強するかどうか調べたが、グループ間で有意な変化は見られなかった。GL261脳腫瘍モデルでLPAを投与した腫瘍の薬剤取り込み変化をPET-CTを用いて測定した。トレーサーとしてFDG、FBPA(アミノ酸)を使用した。PET-CTではLPAによるトレーサーの取り込み増加は確認できなかった。X線照射との腫瘍切片を抗CD31抗体で染色し、腫瘍血管の形態変化を調べた。血管密度や血管系に明らかな変化は見られなかった。
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