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2023 年度 研究成果報告書

リゾホスファチジン酸と放射線治療の併用による新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15807
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

永野 大輔  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (70726520)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード腫瘍血管正常化 / 癌 / LPA / 血管新生 / 放射線治療
研究成果の概要

LLC皮下腫瘍マウスおよびGL261脳腫瘍マウスに対してLPAを投与し、X線照射の抗腫瘍効果が増強するかどうか調べたが、グループ間で有意な変化は見られなかった。GL261脳腫瘍モデルでLPAを投与した腫瘍の薬剤取り込み変化をPET-CTを用いて測定した。トレーサーとしてFDG、FBPA(アミノ酸)を使用した。PET-CTではLPAによるトレーサーの取り込み増加は確認できなかった。X線照射との腫瘍切片を抗CD31抗体で染色し、腫瘍血管の形態変化を調べた。血管密度や血管系に明らかな変化は見られなかった。

自由記述の分野

放射線治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

悪性腫瘍内の異常な新生血管をLPAによって正常化することで放射線治療の効果を増強させることができるかどうかの研究を行った。今回行った一連の研究において、LPAによる放射線治療増強は確認できなかったが、今までの研究からは抗がん剤、免疫療法の増強効果は示している。臨床のがん治療は抗がん剤、放射線治療、手術、免疫療法など様々なモダリティを用いて治療が行われており、LPAは各治療モダリティを結びつけ、互いに増強し合い、治療困難な癌腫の治療成績向上に貢献すると考えている。

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公開日: 2025-01-30  

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