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2023 年度 研究成果報告書

獲得ゲノム変異に注目した血漿遊離DNAによる全脳照射の効果予測

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15816
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関獨協医科大学

研究代表者

平野 靖弘  獨協医科大学, 医学部, 講師 (50593191)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード全脳照射 / 髄膜播種
研究成果の概要

研究課題の対象症例である肺腺癌の髄膜播種に全脳照射を施行した症例について研究を行った。
国立がん研究センター東病院で2013年6月から2021年6月までに肺腺癌の髄膜播種に全脳照射を施行した80症例の予後について後方視的に検討した。年齢、性別、パフォーマンスステータス、EGFR変異とALK転座の有無、脳転移の有無、水頭症の有無、頭蓋外転移の有無、原発巣制御、全脳照射施行前の化学療法施行の有無を予後因子として検討した。髄膜播種に対する全脳照射施行例の予後因子と全生存期間の関連については、パフォーマンスステータスが0-1、EGFR変異陽性またはALK転座陽性の群で有意差をもって予後が良好であった。

自由記述の分野

放射線治療

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺癌中枢神経系転移は20~40%と高頻度であり、予後を決定する一因である。様々な背景因子が含まれ、放射線治療への反応性や予後が異なるが、全身状態や頭蓋外転移の有無などの既存の因子では全脳照射の効果予測は十分でない。
国立がん研究センター東病院で2013年6月から2021年6月までに肺腺癌の髄膜播種に全脳照射を施行した80症例の予後についての後方視的検討により、髄膜播種に対する全脳照射後の予後は不良であるが、パフォーマンスステータスが0-1、EGFR変異陽性またはALK転座陽性の患者において長期予後との関連が認められた。

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公開日: 2025-01-30  

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