研究成果の概要 |
幼若Wister ratの脳毛細血管内皮細胞で構成した血液脳関門モデルを作成し、ルミルビンの①脳内移行性試験、②細胞毒性試験を施行した。ルミルビンはビリルビンを青緑色照射し精製したものを最終濃度が10, 25, 50μMになるよう、また、対照として非抱合型ビリルビン50μMを0.1% ヒトアルブミン溶液中に調製した。さらに成人Wister ratの脳毛細血管内皮細胞で作成した血液脳関門モデルで幼若と成人モデルの比較を行った。①の脳内移行性試験では幼若モデルにおいてルミルビンは濃度依存性に脳内移行した。しかし、成人モデルでは移行しなかった。一方、②ルミルビンの細胞毒性試験では毒性を示さなかった。
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