FK565誘導川崎病モデルマウスにおける胸腺の解析を行った。FK565マウスは通常、免疫後7日目に解析されることが多いが、7日後には胸腺が委縮し解析が困難なため免疫後1日目の胸腺を解析に用いることとした。フローサイトメトリー法で解析すると川崎病モデルマウスでは、CD4陽性T細胞、CD8陽性T細胞も減少していたが、特にdouble positive T細胞が減少しており、胸腺髄質上皮の機能の低下が示唆された。免疫染色で髄質上皮細胞は川崎病モデルマウスでも見られたが、髄質のdouble positive T細胞が減っていた。
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