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2022 年度 研究成果報告書

ATMシグナルパスウェイに係る新規遺伝子異常症候群の病態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K15907
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

内山 由理  横浜市立大学, 附属病院, 助教 (50829794)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワードATM signaling pathway / 成長障害 / 発達障害 / 造血障害 / NGS解析
研究成果の概要

本研究では、ATMシグナルパスウェイ上の2遺伝子に同定したバリアントの機能評価として行ったin vitroでのRNAシークエンスでは、下流遺伝子の著明な発現変化は検出できなかった。原因不明の神経発達障害・免疫不全症を含む45家系に対し特にATMシグナルパスウェイ上の遺伝子に着目し、全エクソーム解析にて同症・類症の探索を行った。ATMシグナルパスウェイ上以外にも神経発達障害の原因遺伝子を検出することができた。また、ATMシグナルパスウェイに強く関連するUBA1遺伝子の体細胞バリアントは、VEXAS症候群の原因である。本疾患のバリアント検出、検出法、自己炎症、造血障害の詳細な表現型も明らかにした。

自由記述の分野

分子遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

原因不明の先天性疾患の遺伝学的病態が解明されることで、新たな治療法開拓にも大きくつながる。また、既知疾患の遺伝学的診断がなされることにより、今後の経過の予測や、治療方針の決定に寄与することができる。効率的なバリアント検出法の確立により、より簡便に、そして精度高く診断可能となり、非常に有意義である。

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公開日: 2024-01-30  

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