Atezo/Beva療法を行ったuHCC患者66名を対象とした。奏功群44名と非奏功群22名を比較すると、奏功群では治療開始前にmiR-485-3pは非奏功群より高値であり、翌日および3週後でさらに上昇した。治療療開始前の血清VEGF値 は有意差がなかったものの、翌日には両群ともに検出感度以下まで低下し、3週後/治療開始前比は奏功群が非奏功群より有意に低かった。In vitroでは、miR-485-3pのtransfectionによってHuH-7およびHUVEC細胞遊走能・増殖能が抑制され、PIAS3発現が増強、STAT3/VEGF発現が抑制された。共培養した細胞ではより顕著に変化した。
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