静脈血栓塞栓症患者の診療実態と予後を検討する多施設共同観察研究

2021 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 21K16022
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 山下 侑吾 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (10844920)
• 研究期間 (年度): 2021-04-01 – 2024-03-31
• キーワード: 静脈血栓塞栓症

研究実績の概要

順調に症例登録は進み、2022年末時点において、4000例弱の症例登録が進み、2022年度末までに主解析の論文報告を予定通り目指している。また、本研究に関連する論文・検討として下記を報告した。下記の報告は、本研究の比較対象の研究データとして、重要なものになると判断している。

Yamashita Y, Morimoto T, Kimura T. Venous thromboembolism: Recent advancement and future perspective. J Cardiol. 2022;79(1):79-89. doi:10.1016/j.jjcc.2021.08.026

Yamashita Y, Bikdeli B, Monreal M, et al. Difference between Japanese and White patients with acute pulmonary embolism. Thromb Res. 2021;204:52-56. doi:10.1016/j.thromres.2021.06.008

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通りの研究体制が構築され、研究計画の確定・研究者会議の実施がなされた。データベースに関しても、予定通りの作成が無事順調に進み、研究は予定通り2021年夏より開始された。その後、順調に症例登録は進み、2022年末時点において、4000例弱の症例登録が進み、概ね予定通りの研究進捗となっている。

今後の研究の推進方策

このまま予定通りに進め、2022年度末までに主解析の論文報告を予定通り目指している。

次年度使用額が生じた理由

ほぼ予定通りの研究計画に従った研究費使用であるが、一部使用残金は次年度に必要な研究計画に従い使用予定である。

研究成果

• [雑誌論文] Venous thromboembolism: Recent advancement and future perspective (2022)
  • 著者名/発表者名: Yamashita Yugo、Morimoto Takeshi、Kimura Takeshi
  • 雑誌名: Journal of Cardiology 巻: 79 ページ: 79～89
  • DOI: 10.1016/j.jjcc.2021.08.026
  • 査読あり
• [雑誌論文] Difference between Japanese and White patients with acute pulmonary embolism (2021)
  • 著者名/発表者名: Yamashita Yugo、Bikdeli Behnood、Monreal Manuel、Morimoto Takeshi、Kato Takao、Ono Koh、de Ancos Cristina、L?pez-N??ez Juan J.、Braester Andrei、Mellado Meritxell、Kimura Takeshi
  • 雑誌名: Thrombosis Research 巻: 204 ページ: 52～56
  • DOI: 10.1016/j.thromres.2021.06.008
  • 査読あり / 国際共著