• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

ヒトiPS細胞由来心筋細胞の新規移植方法の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K16084
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関信州大学

研究代表者

小林 秀樹  信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (90794389)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード再生治療 / iPS細胞由来心筋細胞 / 細胞移植 / 冠動脈内投与 / カテーテル
研究成果の概要

ヒトiPS細胞由来心筋細胞の心臓への移植方法として,冠動脈内投与法および直接注射法の有効性および安全性を検証した。冠動脈内投与法では,ホストの心筋にグラフト生着が確認されたものの,同時に大きな心筋梗塞が形成され,心機能低下を認めたことから,心筋細胞の移植法としては非効率的であると考えられた。
直接注射法では,心筋梗塞モデルのカニクイザルに移植実験を行ったが,細胞移植群において,長期的にグラフトの生着が確認され,生理食塩水移植群と比較して,心機能の改善効果が認められた。また従来の報告と比較して,移植後に発生する心室性不整脈の副作用が格段に少ないことが明らかとなった。

自由記述の分野

循環器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究から,iPS細胞由来心筋細胞の移植法として,冠動脈内投与法は非効率的であると考えられたが,直接注射法は有効かつ安全な方法であることが示された。これらの知見は,iPS細胞由来心筋細胞移植の現実的なプロトコールの確立にもつながることが予想され,心筋再生治療のヒトへの臨床応用の実現化を大きく加速するものと考えられた。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi