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2022 年度 研究成果報告書

腎・尿路細菌叢および関連ペプチドが腎線維化に与える影響の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16160
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関三重大学

研究代表者

西濱 康太  三重大学, 医学部附属病院, 助教 (90832527)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード腎線維化 / 細菌叢
研究成果の概要

細菌由来ペプチドであるcorisinを投与した腎線維症モデルマウスでは対象群と比較して尿中アルブミン排泄量が増加し、病理検査では糸球体及び尿細管間質線維化の進行が示唆された。これらの結果は、腎線維症モデルマウスおいて corisinが腎線維化を促進していることを示唆する。また、in vitro実験ではcorisinおよびcorisin-likeペプチドによりPodocyteおよびCaki-2細胞にアポトーシスが誘導され、TGF-βとcorisinの共刺激ではアポトーシスの誘導が増強された。これらの結果はcorisinが腎臓由来の細胞のアポトーシスの誘導に関与していることを示唆する。

自由記述の分野

代謝内分泌内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

全ての腎疾患は末期腎不全に至る過程で腎線維化を伴うため、腎線維化の発生機序の解明と進行抑制は腎疾患の治療法の開発における重要な標的となる。今回の研究成果は常在細菌叢のマネジメントを通じて臓器線維化の進行の予測や進行の抑制を目指す新しい治療戦略につながるものと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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