研究課題/領域番号 |
21K16202
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
能登 舞 秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (10738462)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | メラノーマ / メラノーマ「様」細胞 / SOX10 / メラノサイト |
研究成果の概要 |
皮膚のメラノーマ初回切除後に追加切除を行った際、メラノーマ病変は完全切除されているにも関わらず、追加切除標本内にメラノーマ「様」細胞がみられることがある。当科で過去に二期的にメラノーマを切除した症例を収集し、病理組織像を再検討し、メラノーマ「様」細胞が観察された症例を追跡調査した。メラノーマ「様」細胞が観察された標本を用いて、免疫組織化学的にその細胞が実際にはメラノサイトであり、一部の症例はメラノーマである可能性が高いことを確認した。
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自由記述の分野 |
皮膚悪性腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メラノーマは悪性度が非常に高く、外科的に完全切除できない場合予後は不良となる。そのため、メラノーマ病変を適切に完全切除し、局所再発を生じないようにすることは臨床的意義が高い。今回、私たちはメラノーマ完全切除後の皮膚に存在するメラノーマ「様」細胞がメラノーマである可能性を見出した。このメラノーマ「様」細胞の発見により、過去の症例をさらに分析し、メラノーマの切除マージンの再検討や、外科的治療の精度を上げることにつながると考える。
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