研究課題/領域番号 |
21K16205
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
長谷川 瑛人 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (90749574)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 重症薬疹 / 細胞死 / ネクロプトーシス / パイロトーシス / インフラマゾーム |
研究成果の概要 |
スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)や中毒性表皮壊死症(TEN)は、広範囲のびらんを特徴とする、重篤な薬疹である。SJS/TENでは、表皮細胞がアポトーシスやネクロプトーシスという細胞死を起こす。本研究では、パイロトーシスという細胞死が病態へ関与するか解析した。 SJS/TENの病変部では、パイロトーシスもみられた。培養表皮細胞を用いて、重症薬疹モデル細胞を作成し、細胞死の各経路の相互作用について解析した。RIP1阻害剤添加により、モデル細胞の細胞死の量が優位に低下した。このことから、RIP1は重症薬疹における、各種細胞死の経路の主要調節因子として働いていることが明らかになった。
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自由記述の分野 |
重症薬疹
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)や中毒性表皮壊死症(TEN)は、広範囲のびらん を特徴とする、致死率の高い重篤な薬疹である。本研究では、SJS/TENの病態に深く関わる、表皮細胞の細胞死の病態を解明することを目指した。 SJS/TENでは、表皮細胞がアポトーシスやネクロプトーシスという細胞死を起こす。その他に、別の細胞死であるパイロトーシスもみられた。我々は重症薬疹のモデル細胞を作成し、各種細胞死の阻害効果を解析した。RIP1阻害剤により細胞死の量が優位に低下した。RIP1はSJS/TENの新規治療ターゲットとして有用である可能性があると考えられる。
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