Clone M-3メラノーマ細胞をマウス大腿部に皮下注入することで、メラノーマモデルを作成した。Clone M-3はfootpadなどの皮下組織の薄い部位では腫瘤を形成しない可能性が示唆された。フローサイトメトリーの結果、Clone M-3の播種によって、tumor-draining lymph node(TDLN)においてCD4-CD8+リンパ球が増加することが明らかになった。今回、リンパ節には肉眼的には転移を認めなかったが、TDLNにおいて腫瘍抗原に対してkiller T細胞が動員された可能性が考えられた。しかしながら、ウイルスや抗PD-1抗体の投与までは至らなかった。
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