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2022 年度 研究成果報告書

メラノーマ免疫療法の賦活化 - 抗PD-1抗体と腫瘍溶解性ウイルスの併用療法

研究課題

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研究課題/領域番号 21K16219
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

前田 拓  北海道大学, 大学病院, 講師 (80813542)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード悪性黒色腫 / 腫瘍溶解性ウイルス / 免疫 / リンパ
研究成果の概要

Clone M-3メラノーマ細胞をマウス大腿部に皮下注入することで、メラノーマモデルを作成した。Clone M-3はfootpadなどの皮下組織の薄い部位では腫瘤を形成しない可能性が示唆された。フローサイトメトリーの結果、Clone M-3の播種によって、tumor-draining lymph node(TDLN)においてCD4-CD8+リンパ球が増加することが明らかになった。今回、リンパ節には肉眼的には転移を認めなかったが、TDLNにおいて腫瘍抗原に対してkiller T細胞が動員された可能性が考えられた。しかしながら、ウイルスや抗PD-1抗体の投与までは至らなかった。

自由記述の分野

形成外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

腫瘍溶解性ウイルスは宿主の抗腫瘍免疫活性を賦活化させることで、直接ウイルスを投与していない腫瘍に対しても治療効果を発揮することが示唆されている。腫瘍溶解性ウイルスと抗PD-1抗体の併用によって生じるリンパ球の変化を捉え、腫瘍溶解性ウイルスが持つ免疫賦活化の機序を検証することで、メラノーマ治療において新たな選択肢を増やすことに繋がる可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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