研究成果の概要 |
掌蹠膿疱症に対する扁桃摘出の有効性に着目し, 扁桃上皮細胞に対して, タバコ抽出液で刺激すると, IL-17受容体の発現が亢進した。IL-17AはIL-36 gammaの主なinducerであることが知られているが, タバコ抽出液とIL-17Aで扁桃上皮細胞を共培養すると, IL-36の遺伝子発現がsynergisticに誘導され, タンパクレベルでも強力な発現誘導がかかることをELISA実験で確認した。次に摘出扁桃を用いた免疫組織学的検討で掌蹠膿疱症患者の扁桃組織ではIL-36 gammaが高発現していることを確認した。
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