関節リウマチの病態にCD4陽性T細胞が関与しているがその詳細は不明である。我々は未治療関節リウマチ患者の末梢血CD4陽性T細胞にFibroblast growth factor receptor 1(FGFR1)が発現しており、治療により低下することを見出していた。そこで本研究は関節リウマチの病態形成におけるFGFR1陽性CD4陽性T細胞の役割を解析することを目的とした。滑膜組織の1細胞 RNA-seq解析によりFGFR1陽性細胞は炎症を惹起する機能を有することが示唆された。末梢血においても同細胞は強く活性化しており、サイトカイン賛成能も高いことが明らかとなった。今後の治療法開発が期待される。
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